ピークから2ヶ月で収束状態、日本ついに“ゼロコロナ”へ

飲食店の営業時間の制限などが解除された京都・先斗町。多くの観光客が行きかい、にぎわいが戻りつつあった=22日午後、京都市中京区

中国では“再拡大”11の省などに波及 政府が危機感表明

 日本で「ゼロコロナ」が実現しつつある。東京都の新型コロナウイルス新規感染者は24日時点で19人と今年最少を更新、死者の報告はなかった。全都道府県の約3分の1にあたる16県で新規感染者が0人となり、ワクチン接種などコロナ対策の成果が明確に表れた。

 東京の新規感染者が20人を下回るのは昨年6月17日以来。直近7日間を平均した1日の新規感染者数は31・3人に減り、前週比でほぼ半減するペースが続く。

 緊急事態宣言が解除されて3週間以上経過したが、都内の新規感染者数は2桁の日が増え、入院患者数や重症者数も減少傾向が続いて医療提供体制の負担も大幅に緩和されている。

 全国の新規感染者は236人。大阪府が38人、愛知県と北海道が18人だったが、いずれも前週より減少した。首都圏でも千葉県が2人、埼玉県が6人だった。

 秋田、岩手、宮城、山形、福島、茨城、山梨、福井、和歌山、鳥取、島根、徳島、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の16県で感染報告がなかった。

 8月には新規感染者が東京で5000人、全国で2万5000人を超えていたが、感染の波はピークから約2カ月で収束状況となった。

 埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪の各都府県が飲食店に要請していた営業時間短縮が25日に解除された。沖縄県は11月1日の解除予定で、全国的に酒類提供制限などがほぼなくなり経済活動再開への大きな節目となる。

 日本が日常を取り戻しつつあるなか、中国では感染再拡大がじわじわと進んでいる。感染は24日までに11の省・直轄市・自治区に波及、来年2月に北京冬季五輪を控え、「ゼロコロナ」を追求する中国当局は警戒を高めている。

 政府は24日の記者会見で、感染力の強いデルタ株による拡大だとし、危機感を表明。外出を控え、マスク着用を徹底するよう呼び掛けた。17日以降、本土全体で報告された市中感染の発症者数は計約130人。週末に武漢市で予定されていた武漢マラソンは延期となった。

 首都北京でも市中感染が確認され、一部地域を封鎖。31日に予定されていた北京マラソンも延期された。市当局は、市外の感染者が出た地域に滞在歴がある人に対し北京に当面入らないよう求める措置を取った。

 厳しい対策は経済の下押し要因ともなるが、中国は入国者の厳格な隔離を続けるなどウイルスの封じ込めに躍起だ。

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