【ギモン解消!!ワクチン接種Q&A】米国などで「ブレークスルー型」相次ぐ デルタ株にも効果ある? 

ほとんどは無症状か軽症

新型コロナウイルスの変異株では、インド由来の「デルタ株」が国内外で猛威をふるっている。ワクチンの効き目はあるのか。

 英国由来の「アルファ株」の感染力は従来型ウイルスより強いとされるが、インド由来のデルタ株の感染力は、アルファ株のさらに1・5倍と試算されている。

 変異株は免疫の働きに影響を及ぼすものもあるため、ワクチンの有効性が下がる恐れが指摘されており、南アフリカ由来の「ベータ株」やペルー由来の「ラムダ株」は発症予防効果がやや下がるとの見方がある。

 英国がデルタ株に対する米ファイザー製ワクチンの有効性を調べたところ、2回目を完了した場合は88%で、アルファ株と遜色がなかった。

 イスラエルはファイザー製の感染予防効果が64%から39%に低下したと発表したが、重症化予防の効果は91%と依然高水準にあるとした。

 米モデルナは、デルタ株の流行を踏まえ、2回接種から6~12カ月後に3回目接種が必要となる可能性が高いとした。ファイザー、モデルナとも元々の有効性が非常に高いことから、一定の効果は期待できる。

 米国などでは接種完了後に感染する「ブレークスルー(突破)型」が相次いでいるが、ほとんどは無症状か軽症で、接種完了者に占める入院・死亡者の割合は0・004%未満にとどまり、重症化のリスクは低いといえる。

 ただ、突破型の感染者がデルタ株をうつす可能性は未接種の感染者と変わらないことから、接種後もマスク着用など感染対策の継続が求められそうだ。

つづく

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