【ギモン解消!!ワクチン接種Q&A】各国がワクチン接種3回目の「ブースター」 

イスラエル・テルアビブで新型コロナワクチンを接種する女性(AP)

WHOは必要性に懐疑的、日本は?

 まだ1回も打っていない人にとっては気の早すぎる話かもしれないが…。加藤勝信官房長官は2日の記者会見で、ワクチンの「ブースター」と呼ばれる3回目以降の接種に関し「諸外国や企業の動向、臨床試験結果などについて情報収集し必要性を検討したい」と述べた。

 イスラエルは60歳以上の市民を対象に3回目の接種を本格的に始めた。7月末までに人口の57%が2回接種を完了、60歳以上の接種率は約90%に上る。だがこのところ、デルタ株の猛威で感染者数が2000人を上回り、重症者も増えている。

 ドイツ保健当局は9月から高齢者や介護が必要な人などを対象に3回目の接種を行う。メッセンジャーRNA(mRNA)を使った米ファイザー製や米モデルナ製のワクチンを用いる予定で、これまでに従来型の英アストラゼネカ製と米ジョンソン・エンド・ジョンソン製を打った人も全員が対象となる。

 米国は接種対象の12歳未満への拡大や3回目以降の接種が必要になる事態に備えるため、ファイザー製ワクチン計2億回分を追加で調達した。実際のワクチン供給は秋から来春にかけて行われるという。

 英国でも秋ごろから高齢者らの3回目接種が検討されている。英オックスフォード大などの研究チームは、英アストラゼネカ製ワクチンの2回目の接種から半年以上後に3回目を接種すると抗体の数値が高くなり、免疫反応が再び活性化するとしている。

 世界保健機関(WHO)は、3回目接種の必要性に懐疑的で、先進国に自国優先の調達を自重するよう求めている。 

つづく

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