【ギモン解消!!ワクチン接種Q&A】接種対象は40歳以上 国内のワクチン供給への懸念に対応

アストラゼネカのワクチン

血栓報告も保管が容易という利点も

 ファイザー、モデルナに続く「第3のワクチン」が国内に投入される。厚生労働省の専門分科会は英製薬大手アストラゼネカ製ワクチンについて、原則として40歳以上を予防接種法に基づく接種対象にすることを了承した。当面は自治体のニーズに応じて供給する。安全性の調査も行う方針で、自衛隊員に協力してもらう案が浮上している。

 当初、政府は60歳以上とする案を軸に検討していたが、40~50代の重症化リスクを踏まえて修正した。国内でワクチン供給への懸念が高まっていることにも対応した。他のワクチンに含まれる成分へのアレルギーがある場合や、他のワクチンの流通停止で使用が必要な場合は、40歳未満でも接種を認める。

 アストラ製ワクチンは新型コロナウイルスの遺伝子の一部を、運び屋役の別のウイルスに組み込んだ「ウイルスベクター」と呼ばれるタイプ。4~12週間の間隔を空けて2回の接種が必要で、有効性は70%。厚労省は5月に特例承認したが、極めてまれに生じる血小板の減少を伴う血栓症の副反応が海外で報告されていたことから、当面、使用を見送っていた。

 一方、保管しやすく予約無しの接種にも対応できるほか、日本国内で原液が作られているという利点があることから、政府は台湾や東南アジア各国に供与している。

 関連学会が6月に、血栓症の診断や治療に関する手引を公表したことや、諸外国の状況を踏まえて使用の検討を開始した。英国ではアストラゼネカ製が承認され、広く使われているが、40歳未満には別のワクチンが推奨されている。 

つづく

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