【ギモン解消!!ワクチン接種Q&A】「コロナワクチン陰謀論」に信憑性はあるのか 

「5G接続」「身体が磁石に」「不妊」…いずれもナンセンス

 前例のない技術と速度で開発された新型コロナワクチンをめぐっては、副反応への懸念だけでなく、根拠不明の陰謀論もまことしやかに流れている。米国立研究機関博士研究員で医師の峰宗太郎氏はこうした不安はナンセンスだと明言する。

 --ファイザーやモデルナの「m(メッセンジャー)RNAワクチン」とはどのようなものか

 「タンパク質をつくる遺伝子情報だけを投与するものですが、情報源であるRNAがすぐ分解される合理的なワクチンです。従来のワクチンと比べて違いを強調しすぎる必要はありません」

 --従来のワクチンは開発に数年以上かかるといわれる中、mRNAワクチンは1年未満で承認された

 「mRNAワクチンの技術開発は15~20年にわたり検討されてきたもので、開発に投下された資金や人員も前例のない規模です。治験と並行して生産設備も整備され、審査当局も早期に準備をしたため効率的に開発されましたが、決して過程が省略されたわけではありません」

 --ワクチンの危険性を訴える「陰謀論」も

 「『第5世代(5G)通信に接続される』『身体が磁石になる』『マイクロチップが含まれる』『不妊にする』などといったものがありますが、そのような報告は全くなく、そのような技術は世界に存在していないでしょう。一般的に陰謀論を言い始める人は世界でほんの十数人に過ぎないといわれており、面白おかしく広めたり相手にしたりしないことです」

■峰宗太郎(みね・そうたろう) 米国立研究機関博士研究員、医師(病理専門医)、薬剤師、医学博士。国立国際医療研究センター病院、国立感染症研究所などを経て2018年より現職。専門は病理学、血液悪性腫瘍・感染症の病理診断、ウイルス学、免疫学など。

つづく

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