帰省とUターンで拡大か オミクロン株 東京、大阪、沖縄で市中感染

Uターンラッシュで混雑するJR東京駅の新幹線ホーム=3日午後

欧米比で感染者は低水準、重症者や死者も少なく

 官公庁や多くの企業で4日、仕事始めを迎えた。昨年末以降、新型コロナウイルスの感染者数が徐々に増加しているが、帰省とUターンなどで国内の移動が増え、拡大が加速する恐れもある。大阪府では感染力の高いオミクロン株のクラスター(感染者集団)も確認された。

 感染者が3000人を超えていた昨年の年始と異なり、ワクチン接種が進んだことで、職場や繁華街などは以前の状態を取り戻しつつある。だが、気になる兆候はいくつも出ている。

 例年多くの参拝客が初詣に訪れる東京都千代田区の東京大神宮で、年末年始に少なくとも職員11人が新型コロナウイルスに感染し、クラスターが発生。16日まで一般参拝の中止を決めた。

 東京の3日の新規感染者は103人。昨年10月8日(135人)以来約3カ月ぶりに3ケタとなった。

 オミクロン株の感染も新たに25人が確認され、うち11人は市中感染とみられる。いずれも無症状か軽症だというが、都の担当者は「年末年始でオミクロン株が急激に拡大している可能性がある」と述べた。

 大阪の3日の新規感染者は79人。大阪市の府立高で確認されたクラスター19人のうち8人がオミクロン株だった。府内の同日のオミクロン株感染者16人中15人が市中感染とみられる。

 沖縄県の新規感染者は全国最多の130人。オミクロン株は24人が確認された。県ではオミクロン株の影響が大きいと分析。若い世代が大半を占めており「年末年始に接触の機会が多かったことが、一気に広がった要因だと思う」と指摘した。今後さらに増えるとの見方も示した。

 山口県や広島県でも感染者が急増、オミクロン株の市中感染拡大が懸念されている。

 現状では欧米各国などと比べると感染者は極めて低い水準で、重症者や死者も少ない。

 オミクロン株は入院率が低いという海外の研究もあるが、ワクチンを2回接種していても感染しやすいとされ、拡大が広がれば医療体制があっという間に逼迫(ひっぱく)することも考えられる。引き続きマスクや手洗いなど感染対策は欠かせない。

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