【コロナ後こうなる!】GW米国4都市巡るツアー敢行! パブで飲んで踊り、ビーチで夜中まで大騒ぎ!

 そうした気分に束の間浸ることができました。

 GW2日目の5月2日の日曜日午前から午後にかけて、米国内に設置されたライブカメラをつなぎ、東京にいながらにして、ニューヨーク、ラスベガス、フロリダ、ナッシュビルの夜の街を訪ね歩いた。現地時間は1日土曜日の夜だ。

米国ライブカメラツアーで立ち寄ったフロリダのバーの喧噪の様子

 そこで見た光景は、繁華街、リゾートに集まる人、人、人!  新型コロナのワクチン接種が進む米国だが、5月1日までに57万人超もの人が犠牲になった悪夢の約1年間から、ようやく抜け出しつつあるように見えた。

ニューヨークの路上パフォーマンス復活

 まずはニューヨーク。時間は午後9時過ぎだ。タイムズスクエアの様子を映すライブカメラは複数あるが、webcamtaxiの「ダッフィースクエア」を映すカメラをみると、代名詞とも言えるいくつもの大きなネオン、デジタルスクリーン広告がギラギラと輝き、下の通り(ブロードウエイ)には多くの人が行き交っている。

 観光客も必ずそこに上って座る赤い階段のある三角広場を「ダッフィスクエア」というが、そこでは若者(と思う)がストリートブレークダンスを踊り、その周りを何重も観客が取り巻いていた。人々の顔はよく見えないが、目を凝らすとマスクをしている人もいるが、していない人の方が多いように感じる。もちろん、まだ観光客はほとんどいないだろうし、本来ならもっと人でごった返す場所とは思うが、それでも賑わいを取り戻していると言ってよさそうだ。

ニューヨーク・タイムズスクエア(資料写真)。現在の様子ではありません

 長期間に及ぶロックダウンで劇場が閉鎖され、観光客も消え去り、ひっそりと静まり返っていたニューヨーク。同州の感染者はこれまでに200万人を超え、死者も5万人を上回った。だが、ワクチンを少なくとも1回打ち終わった人が5月2日の時点で48%に達し、1日の感染者数も目に見えて減少している。検査に対する陽性率は2%を切った。ニューヨーク市では16歳以上であれば、予約なしでワクチン接種ができるようになっており、今後も接種率は急速に上がる見込みだ。

 4月に入ってから、ごくわずかながらミュージカル劇場も開き始めたほか、今月7日には飲食店の屋内での客数も定員の75%まで入れるようになる。デブラシオ市長は、4月末に同市の経済活動を「7月1日に完全再開する」と宣言したが、待ちきれない市民はすでに街に繰り出している状況で、楽観的ムードが漂う。

マスク無し、ダンスに抱擁に、、

 次の向かったのは、フロリダ。ニューヨークから航空便だと約3時間だ。米国最南端の同州キーウエストにある生演奏で有名なバー「Hog’s Breath Saloon」店内に設置された同店のホームページで配信しているライブカメラをのぞいた。時間は午後10時を回った。

 そこには目を疑う光景が広がっていた。ライブパフォーマンスの音楽で多くの男女が、まさに密の状態で踊り、歌い、また抱き合い、キスをし、酒を飲んでいる。若者だけでなく、それなりのお年寄りまで大騒ぎだ。もちろん誰一人マスクをつけている人もいない。トランプ前大統領のおひざ元だけに、危険を顧みない人達がコロナ禍前とずっと変わらない生活を続けているのかと思いきや、店の口コミ欄をみると昨年末の時点では、店には人っ子一人いない状況だったという。

フロリダのバーでは夜遅くまでマスク無しで飲んで歌って踊る人であふれていた

 ワクチン効果は絶大だ。しばし、その喧噪に見惚れてしまった。うらやましい。かといって私がその場に行けば、静かに座って黙々と飲むだけだろうが。

 同じフロリダでも若干北側のマイアミに近いハリウッドビーチにも訪れた。ライブカメラの映像をみると、夜11時、12時を過ぎても浜辺を手をつないで散歩するカップル、若者や年配のグループがひっきりなしに行き来し、常夏の週末を心から楽しんでいるようにみえた。

 フロリダ州のワクチン接種率は2日の時点で1回でも接種した人が42%とやや低い。接種の加速にともない4月下旬から新たな感染者数は減少傾向にあるが、検査数に対しての陽性率はまだ6%程度と高いままだ。それでもここまでコロナ禍を感じさせない光景は、やはり土地柄にも関係しているのだろうか。

カジノはコロナ前の儲け上回る

 次に訪れたのはラスベガス。一気に西海岸だ。マイアミから航空便だと約5時間ほどという。言わずと知れたカジノを中心とする一大リゾート地だ。中心のラスベガス大通りをザ・ミラージュから南へ移動してニューヨークニューヨークの辺りまで映すライブカメラは充実している。東海岸とは時差が3時間あり、まだ現地時間は夜9時過ぎ。歩道は人でかなり混雑しているが、時折アップになるカメラに映る通行者はマスクをつけている人が多い印象だ。土地柄かと思ったが、ネバダ州ではマスク着用が義務付けられている。

 ラスベガスのネオンのギラギラさはニューヨークをはるかにしのぐ。店舗やホテル内の状況はライブカメラではわからないが、通行人の数と車の渋滞をみると、その賑わいは相当なものだ。米AP通信の4月28日の報道によると、ラスベガスの3月のカジノの儲けは10億ドルを超え、コロナ禍前の2019年3月を上回ったというから、その回復ぶりがうかがえる。同州のシソラック知事は、6月1日からマスク着用を除いて、店舗やスポーツの試合の入場制限などすべての規制を解除するとしており、出口は目前だ。

ラスベガスの夜(資料写真)。現在の様子ではありません

 最後に内陸部テネシー州ナッシュビルを訪れた。ラスベガスから時間は2時間進む。カントリーミュージックの聖地として知られるナッシュビルの目抜き通りのブロードウエイは、音楽ライブを行うレストランやパブが建ち並ぶ。夜11時を過ぎているというのに、歩道は人で溢れ、車は渋滞でほとんど動いていない。ライブカメラから音は聞こえないが、深夜でも街中に音楽鳴り響いているのだろうか。熱気さえ感じる状況だ。

 最後にまたニューヨークを訪れた。深夜1時を過ぎても、タイムズスクエアにはそれなりに人がいた。巨大なデジタルスクリーン広告も煌々と輝き続けている。その広告をぼーっと眺めていると、結構な頻度で「Thank you doctors(医療従事者に感謝)」だったり、「 Thank you essential workers」(生活に欠かせない重要業務に就く労働者に感謝)という広告が表示されることに気付いた。

 コロナ禍で深刻なダメージを受けた米国。ライブカメラツアーの数時間、ほんの垣間見ただけだが、土曜日のナイトライフは全米でかつての姿を取り戻しつつあるとという感想だ。実際に現地に行ってみなければ本当のところはわからないが、事実と大きくずれていないのではないか。ツアーを終え、米国の夜明けは近いと感じた。

 同時に、遅々としてワクチン接種が進まない日本ではあるが、はるか彼方には希望の光があることは間違いないようだ。

(池誠二郎=ライフラ代表)

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