【スマートライフ×リアルライフ】怖がる必要ない新OS「ウィンドウズ11」

Windows11の画面。 中央にスタートメニューがニョキっと出てくる (Microsoftのサイトより)

PCに詳しくない人は当面そのままで大丈夫

 2020年から21年にかけて、パソコンの存在価値が再認識された。コロナ禍で外出が制限される中、自宅にいる時間が長くなり、スマホよりもパソコンで作業するほうが効率的なことに改めて気づいた人も多い。

 ネットショッピングや各種の手続きなども、パソコンの大きな画面のほうが一覧性がよく、見落としも少なくなる。もちろんキーボードのほうが入力もしやすい。配信で映画やアニメを見るのも大きな画面がいいし、電子書籍も読みやすい。

 そのパソコンのOS(基本ソフト)であるウィンドウズ10が11にバージョンアップした。10月5日に正式リリースされており、手動でもアップグレードできる。

 特に大きな問題は出ていないようだが、パソコンにあまり詳しくない人はそのままにしておこう。これまでのウィンドウズ10は15年のデビュー以来、春と秋に大規模アップデートが実施されてきた。今回は名前も11にアップデートされるわけだが、これまでと同様、多くの人のパソコンは時期がくれば自動的に更新される。そのころには初期の不具合も解消されているだろう。

 ただ、今回はアップデートできるハードウエア(本体)の要件のハードルが高くなった。古いパソコンはウィンドウズ11にはできず、10を使い続けることになる。25年までは10のサポートが続くので、すぐにパソコンを買い替える必要はないが、いつかは「その日」がくることを覚悟しよう。もっとも、この5年以内に購入したパソコンなら問題なく11に更新されるはずだ。

ハードウェア要件上がり、セキュリティーを担保

 多くの人にとってパソコンは、すでにテレビや冷蔵庫、エアコン、電子レンジのような感覚だろう。家電製品は10年くらいは平気で使える。冷蔵庫の食材が腐ったり、古い電子レンジで弁当をチンできなくなることはない。食材や弁当は今も昔も同じだからだ。だが、パソコンは違う。扱うアプリやデータは歳月とともに複雑化し、古いパソコンで処理するのは荷が重くなっていく。

 今回、ウィンドウズ11がハードウエアの要件を底上げしたのは、セキュリティを担保するためだ。ハードウエアの新しい性能を駆使して高度なセキュリティ機能を実現し、増える一方のさまざまな攻撃からパソコンとそのユーザーの財産である情報を守る。

 同時に、慣れ親しんだ使い勝手にも若干の手が入っている。パッと見て大きく違うのは、デスクトップ下部に横たわるタスクバーで、並ぶタスクバーボタンがセンタリングされている。

 設定変更で今までと同じにはできるが、既定ではスタートボタンは左端にない(もっとも、ノートパソコンなどで画面の横幅が短い場合は、センタリングといっても今までと変わらないように感じるかもしれない)。

 スタートメニューも中央にニョキっと出てくる。ウィンドウは四隅にわずかな丸みが加わり、なんとなくモダンなイメージになった。こうした違いはあるものの、使うアプリは今までと同じ。使い勝手が大きく変わるわけではない。新しくなることを怖がる必要はない。(山田祥平)

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