【覆面トレーダーK 億り人への道】「オワコン」とは言わないけれど…僕が日本株をやらない理由

年金不信、低所得、人生100年…。このままじゃヤバい!コロナをキッカケに生活防衛を本気で考え始めた40代サラリーマンが、投資に挑む。目指せ、ハッピーリタイア!

 当欄の自己紹介は、『主戦場は、短期投機でFX、株価指数先物・オプション、暗号資産。長期保有では米国株』。裏返せば、日本株についてはネガティブにみていて、軸足は米国株なのだが、今回はその辺の事情を書きたい。


 その前に、まず前回(記事はこちら⇒https://lifraplus.com/life/maskedtraderk1)の検証から。

 【JPモルガンチェース(ティッカーシンボル:JPM)】「直近の上値抵抗線(157.30ドル付近)を一旦上抜いたのを確認した後、同水準まで押したところでエントリーしたい」⇒5月7日に157.30ドルで買いエントリー。10日終値161.22ドル。

 【ハーレーダビッドソン(HOG)】「今は飛び乗らず、42ドル近辺まで押したらエントリーを考えたい」⇒10日終値48.02ドル。42ドル付近まで待機中。


日本株軽視…3つのワケとは

 さて、本題だ。日本株よりも米国株を重視する理由。よく言われる「日本は少子高齢化で成長力なし」「R&D(研究開発)投資が欧米、中国より弱い」「規制でかんじがらめ。イノベーションがない」とかはモチロンなのだが、これに加え、当欄は、➀そもそも上がってない②厚化粧が剥げそう③証券業界が微妙ーという3点を挙げたい。

➀そもそも上がってない~日経平均はグダグダ

 米国株の代表指数であるダウ工業株30種平均やS&P500、ナスダックは毎年のように過去最高値を更新し、今も高値圏を快走中だ。一方、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)はようやく「バブル以来30年ぶりの高値」。いまだにバブル時の過去最高値(3万8915円)を抜いていないのだから、そもそも上昇トレンドではない。

 資産形成を長期で考えるなら、分散型でリスク回避しやすい「指数連動型投資信託・ETF」などのインデックス投資が定石だろう。となれば、リーマンやコロナを乗り越えて右肩上がりの米国株と、底這い気味の日本株。どちらが得か、考えるまでもない。

 基本的に米国株指数は上がるように出来ている。ダウ30は昨年の構成銘柄入れ替えで、指数誕生時(1928年)以来の老舗エクソンモービル(XOM)を外し、セールスフォース・ドットコム(CRM)を入れた。伸びる若手を重用し、用済みの老兵を容赦なく切る、とってもアメリカンな合理主義が、上記のパフォーマンスを生んでいるのだ。

 一方、日経平均のグダグダ感は否めない。「キラキラのグローバル・イノベーション企業」が少ないのは仕方ないにしても、昨年の銘柄入れ替えでソニーフィナンシャルHDの代わりに日本取引所グループ(8697)を入れるあたり、そのセンスがイタダケない。「同じ金融セクターから」ーなんていうバランシングより、任天堂(7974)、日本電産(6594)、村田製作所(6981)といったエース級をさっさと投入すべきだろう。

②厚化粧が剥げそう~日銀・年金買いの限界

 2013年以降、アベノミクスで日本銀行と年金(年金積立金管理運用独立行政法人=GPIF)が日本株を買い支えてきたが、この「お化粧買い」もどうやら限界だ。

 実際、サインが出ている。日銀は日経平均型ETFの購入を止めた。GPIFの売買動向(=信託銀行の売買動向)をみると、昨年は1年間で日本株を1兆6396億円買い越したが、今年は1~3月に2兆6823億円の売り越し。コロナで年金保険料収入が減り、その補填のため保有株を換金したのだろうが、日銀・年金買いの限界が見えれば、外国人は当然それに先んじて売ってくる。やはり、日本株の長期ホールドは危険だ。

③業界が微妙~証券マンはプロじゃない

 投資セミナーに参加すると、ストラテジスト・アナリスト達が大所高所から色々語る。が、彼らが自らの実体験を語ったり、運用パフォーマンスを開示することは、まずない。インサイダー防止のため、彼らはほとんど取引ができないからだ。証券マンの多くは「投資・運用のプロ」でなく、人に投資を勧める「セールストークのプロ」。これがどうも腑に落ちない。

 僕が知りたいのは、実体験に基づく「サバイバルの知恵」なのだ。保有株が下落したあの時、損切ったのか、買い増ししたのか、握りしめて反転を待ったのか、その判断の根拠は何か、胃がキリキリ痛む夜をどう耐えたのか…。経験者の肉声でケーススタディーしたいのだ。一般論的な経済情勢、金融政策、決算の読み方、割安・割高感みたいな話はネットですぐ拾えるから、あまりインセンティブはない。

 証券マンの取引制限は米国も同じかもしれない。ならばやはり、日本株の情報収集・分析に時間を使うより、成長力ある米国株情報をググって翻訳ソフトにぶち込んでいる方が、はるかにコスパは良さそうだ。

 …ということで、僕は基本的に米国株のインデックス投資。バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガードS&P 500 ETF(VOO)、バンガード米国高配当株式ETF(VYM)あたりを、下がったら買い&下がったら買いの繰り返しだ。

■覆面トレーダーK 都内在住の40代の男。アーリーリタイヤを目指し、会社勤めの傍ら、結構ガチで兼業トレーディングにいそしむ。主戦場は、短期投機でFX、株価指数先物・オプション、暗号資産。長期保有では米国株。趣味は酒。

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