【節約家計簿】介護費用不足…リバースモーゲージも検討

 リバースモーゲージは、自宅を担保に入れて、お金を借りる仕組みです。リバースは逆、モーゲージは住宅ローンを意味します。住宅ローンは、返済が進むと残高が減るのに対し、元金を据え置いて利息のみを返済するリバースモーゲージでは、返済総額が少しずつ増えるため、リバースという言葉が使われています。

 リバースモーゲージは多くの金融機関が扱っていますが、申込先によって利用条件はまちまち。対象エリアや建物に制限が設けられているものや、使途が限定されているものもあります。たとえば、介護費用や介護付有料老人ホームの入居一時金に充てたいと思っても、使途として認められない商品もあります。

 今年、インターネット銀行で初めて参入した楽天銀行が扱うリバースモーゲージは、一部地域を除けば全国的に利用ができ、使途に制限もありません。一戸建て以外に、エリアや築年数によっては、マンションも対象になります。申し込めるのは50歳以上で、借り入れ可能額は100万円以上10万円単位で、最高1億円です。

 金利は、保証料込みで2・95%(11月現在)。たとえば1500万円を借りた場合、毎月3万7582円の利息を返します。元金は契約者が亡くなったときに相続人が一括して支払うか、担保不動産を売却して返済に充てます。

 高齢期に入って介護費用が必要になったり、介護付有料老人ホームなどへの住み替えを考えたりしたとき、手持ちの貯蓄を大きく減らすのは避けたい方もいるはずです。そのようなときには、リバースモーゲージも検討してはいかがでしょうか。

 また、リバースモーゲージの利用者には、住宅ローンの借り換えで利用する人がたくさんいます。例として、定年退職後に、3千万円のマイホームを現金で購入したとします。不動産価格の50%までの借り入れができる場合、購入した物件を抵当に入れて1500万円を借りれば、利息の支払いは発生するものの、手元に1500万円を残せます。子供がいないご家庭などで利用されています。

(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)

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