【家電の世界】土鍋だからできる「もっちり味」の最高傑作 タイガーIHジャー炊飯器

タイガー魔法瓶の「炊きたて土鍋ご泡火炊きJPL-G100」

その名も「炊きたて土鍋ご泡火炊き」 

 タイガー魔法瓶が21日に発売した炊きたてシリーズ50周年記念の土鍋圧力IHジャー炊飯器の新製品「炊きたて土鍋ご泡火(ほうび)炊きJPL-G100」は、「さらに進化して、最高傑作の高みを実現できた」とする自信作だ。市場想定価格は14万800円(税込み)。

 長年培ってきた熱コントロール技術と、土鍋にしかできない究極の炊き技を進化させるとともに、新製品では、特に炊飯の「仕上げ」と「保温」にこだわったのが特徴だ。「土鍋ごはんのおいしさを家庭に届け、幸せなだんらんを広めることに貢献したい」と同社は語る。

内鍋は3カ月かけて作り上げる四日市の「萬古焼」

 独自の土鍋ご泡火炊きでは、内鍋には三重県四日市市の「萬古焼」による蓄熱性の高い本土鍋を使用。ひとつひとつを3カ月をかけて作り上げるという。本体底に組み込んだ「遠赤土かまど」が本土鍋にしっかり熱を伝えて、最高温度約280度の高火力を実現。さらに、金属釜に比べて、約4倍の遠赤効果による輻射(ふくしゃ)熱で、甘みとうまみをじっくりと引き出す。

 「土鍋ならではの細かく均一な大量の泡がクッションのように、米を包んで表面を守るため、米同士がぶつかって傷つくことが少なく、うまみ成分であるデンプンを閉じ込める。表面がつややかで、もっちりとした食感に炊きあげる」と同社。

 仕上げでは、従来から搭載している、蒸らし温度を高く維持しながら、やさしく温度変化させ、米の甘みを引き出す「多段階圧力機構」と、外気を取り込み、高温蒸らし時に発生する過剰な熱と蒸気を取り除き、ごはんのハリと弾力を引き出す「ハリつやポンプ」に加えて、蒸らし工程に「間欠呼吸」を新たに採用。高温を維持しながら仕上げることで、ごはんのハリを保ちつつ、米本来の甘みをより引き出すなど、同社独自の「丹精仕上げ」を進化させた。

保温は「おひつ」の状態に近づける

 保温では、木製のおひつを手本にした「おひつ保温」においても、外気を取り込み、蒸気を放出することで実現する「呼吸」の回数を増やし、より本物のおひつの状態に近づかせたという。本体の底に搭載している温度センサーによって、呼吸が必要かどうかを判断して、湿度を細かく制御。最適化した呼吸間隔で湿度を細かく制御することで、炊きたてのおいしさをより長持ちさせるとしている。

 夢クッキングスクールの梅田昌功校長は「土鍋は炊くのが難しいが、この炊飯器であれば、土鍋の良さを生かしながら、簡単においしいご飯が炊ける。しかも、前炊きや蒸らすことにもこだわり、ハリとつやを実現できる」と語る。

 専用中ぶたを用いて最適な空間を作り出すことで、少量炊飯でも料亭のようなごはんを家庭で楽しめる「一合料亭炊き」機能や、70銘柄の米を炊き分けることが可能な「銘柄巧み炊きわけ」機能も搭載している。「米・食味鑑定士協会の協力により、コンクールで用いられる計測データを元に、科学的に炊き分けることができる。生産者の思いを最も引き出すことができる炊飯器」と自信をみせる。

 家庭で料亭のごはんを楽しみたい人にはお勧めだ。 (ジャーナリスト)

 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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