【家電の世界】最新技術がプロの微妙な火加減を再現 シャープ・ヘルシオ

プロの味を楽しめる「ヘルシオ」

新製品「AX-XA20」は複数料理を一度に

 シャープのヘルシオは、独自の過熱水蒸気技術を採用し、焼き魚なら表面はパリッと香ばしく、中はふっくらと調理。蒸しものならしっとり、食パンはふわふわに仕上げることができる。減塩や脱油といった効果も特徴だ。

 新製品の「AX-XA20」では、冷凍や冷蔵、常温の食材を一緒に角皿に乗せても、ボタンを押すだけで自動調理する「まかせて調理」を進化。上段では焼き料理、揚げ物に加えて、新たに焼き肉チャーハンなどの炒め物や、アクアパッツァなどの蒸し料理も調理でき、食べ盛りの子供がいる家庭や、ボリュームが欲しい家庭から出ていた「もっとたっぷりの量を、一度でまとめて自動調理したい」という要望にも対応した。

 また、好みの食材を、好みの分量で、ボウルなどに入れるだけで、おまかせ自動調理ができる「らくチン1品」では、野菜を使ったおかず、煮物、パスタ、中華料理、カレーに加えて、新たにリゾット、スープを追加した。季節や調理履歴から、家庭の好みなどに合わせたメニューを提案してくれる「AIパネル」も進化し、朝昼晩のメニューを考える手間を削減し、より便利に使えるようになった。

家庭でレストランのような料理を体験

 今回のヘルシオの最大の特徴は、テーブルズとの連携により、新サービス「TASTY JOURNEY with Healsio」を提供。食材を取り寄せ、最適な調理方法をダウンロードすることで、プロの微妙な火加減を最新技術で再現。自宅でレストランのような本格的な料理を楽しめるようになったことだ。

 巣ごもりによって増加した「家庭でもごちそうを食べたい」というニーズに対応したもので、第1弾として、青森県のアビタニアジャージービーフを使ったローストビーフ、ハンバーグ、ミートローフを300セット用意。ヘルシオの過熱水蒸気の力で本格調理を実現する。「最高の食材と最高の調理技術によるごちそうが自宅で食べられる。第2弾以降も楽しみにしてほしい」(テーブルズの中村仁社長)と自信をみせる。

 シャープのミールキット宅配サービス「ヘルシオデリ」では、シェフコースや全国の生産者の「こだわり商品」の取り扱いを強化。新製品の冷凍パン生地では、ボタンを押すだけで、解凍から二次発酵、焼き上げまでの工程を自動で行い、簡単に焼き立てパンを味わえる。

 クラウドに蓄積したメニューから厳選してリスト化。「厳選!旬食材」「おうちで楽しむ!イタリアン」「みんなが作っているお菓子ベスト10」などのテーマでまとめられた「クックリスト」をダウンロードすれば、挑戦したいメニューやその日の気分から献立選びができる。

 調査によると、外食の支出は前年から33・3%減少する一方、家で食事を作る機会が増加し、食事作りに要する時間や労力が増えたと答えた人は16・1%に達している。デリバリーサービスの利用を含む食料のネットショッピング支出は55・9%増加。家族と食事をする回数が増えた人は20%に達している。

 自宅での食事機会が増加するなかで、新たなヘルシオはプロの味を楽しめる調理家電に進化した。市場想定価格は税込み18万7000円前後だ。 (ジャーナリスト)


 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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