【家電の世界】超音波水流で口腔ケア 小さな気泡が歯ぐきを痛めず洗浄 パナソニック・ジェットウォッシャードルツ

パナソニックの「ジェットウォッシャードルツEW-DJ54」

コロナで高まる口腔ケアニーズ

 コロナ禍において、口腔(こうくう)ケアニーズが高まっている。歯医者に行くことがためらわれたり、マスクで口臭が気になったりといったことが、その背景にあるようだ。

 パナソニックが発売した「ジェットウォッシャードルツEW-DJ54」は、独自の「超音波水流」技術により、ブラシが届かない部分の歯面の汚れまで強力除去し、約3日間で歯ぐきの健康を推進できるという。市場想定価格は1万8000円前後(税込み)。

 水の通り道を絞ることで、水流の圧力が変化し、小さな気泡を生成。気泡が崩壊して衝撃波が発生し、汚れをはがし飛ばすのが特徴だ。

 ジェット水流の仕組みでは、水流を上げることで物理的に除去する力を高めることができるが、歯や歯ぐきへの刺激が強くなるという課題があった。だが、超音波水流では、水流だけでなく、気泡破裂による衝撃波を加えることで、ジェット水流よりも効果的に汚れを取ることができる。

 「パワフルなジェット水流により、ブラッシングでは取り切れない歯と歯の間の汚れや、食べかすを弾き飛ばし、しっかりと洗い流すほか、歯周ポケット内の見えない汚れや、ブラッシングによって、歯周ポケット内にはがれ落ちた歯垢までしっかりと洗い流すことができる」と同社。

ポイント磨きノズルも同梱

 同梱されているポイント磨きノズルは、毛先が円すい形状になったブラシとしていることで、矯正器具と歯の間、あるいは歯間に入りやすいようになっているのが特徴。歯並びの悪い歯間や矯正器具周りの頑固な汚れを除去することができる。

 新たに用意した舌磨きノズルは、水を出しながら、クロスによって、舌を洗浄することができる。「舌にダメージを与えず、舌表面の汚れを落とし、やさしくケアができる」という。

 口内の細菌は、6割以上が舌に存在し、その結果、歯周病菌が歯と舌を往来することがわかっている。口腔環境の維持には、歯だけでなく、舌もきれいに保つことが大切だ。

 舌磨きノズルのクロスは、微細で密度が高い糸ループで構成されており、舌乳頭の奥の汚れもからめとり、除去性能を高めているという。

 本体は、IPX7等級の防水仕様となっており、丸ごと水洗いができるほか、コードレスであるため、お風呂に入りながらでも使用できる。また、台座に置くだけで、わずか1時間でフル充電が完了。10分間の連続使用ができる。

 大容量タンクで3分間使用ができる据え置きモデルも用意している。こちらの市場想定価格は2万円前後。

 同社では、タタキ磨きやヨコ磨きができる電動歯ブラシ「ドルツ」で歯を磨いた後、ジェットウォッシャードルツのポイント磨きノズルで磨き、その後、超音波水流で残ったものを弾き飛ばして、最後に舌を清潔にすることを勧めている。

 パナソニックでは「磨いて、洗い流すWケアで、口内環境を整え、健康推進につなげてほしい」とする。口腔ケアには最適な1台だ。 (ジャーナリスト)


 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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