【家電の世界】地上波もネット動画もゲームも革新の高画質 LGの「新時代」有機ELテレビ

LGの有機ELテレビの新モデル

次世代パネルで色の再現性と明るさを向上

 LGエレクロニクス・ジャパンは、有機ELテレビの2021年モデルとして、3シリーズ10モデルを発売した。

 LG自らが、テレビ向けの大型有機ELパネルの生産を行っていることもあり、有機ELテレビのパイオニアともいえる存在だ。グローバルでは2013年から、日本でも15年から有機ELテレビを発売。この分野では、8年連続で世界ナンバーワンシェアを獲得している。

 「2010年に日本のテレビ市場に参入して以降、12年には国内初のスマートテレビを発売。15年の国内初の4K有機ELテレビ、17年には国内初のウォールペーパー方式の有機ELテレビ、19年には国内初の8K有機ELテレビを発売するなど、最先端の技術をどこよりも早く日本市場に提供してきた」と同社。「新製品は、『新時代のテレビをつくれ』がコンセプト。新たな時代にふさわしい、新たな基準になるテレビを用意した」と自信をみせる。

 新製品のOLED G1では、次世代有機ELパネル「LG OLED evo」を採用。OLEDピクセル構造を変更して、新たなレイヤーの追加により、色の再現性と明るさをさらに向上させたのが特徴だ。「赤、緑、青の波長を改善し、輝度を高め、色の純度が高まったことで、緻密な色表現が可能になっている」と同社。

 OLED C1では、スリムな筐体を実現しながら、前方にクリアな高音質を届ける「ディンプルスピーカー」を搭載。スタンダードモデルとなるOLED A1では、Dolby VisionIQとDolby Atmosに対応した高画質、高音質を実現している。

48型から最大83型までラインアップ

 テレビの心臓部ともいえるAIプロセッサー「α9」は、第4世代に進化。何百万もの映像ソースを学習したことで、地上波やネット動画といったあらゆるコンテンツに最適化した映像を映し出すことができる。夜景などのシーンに合わせて細かく映像を最適化してくれる。

 83型から48型までをラインアップ。リビングにおける大画面ニーズから、個別視聴にも対応。好みや設置環境に合わせて選ぶことができる。

 OLED C1シリーズの83型モデルの市場想定価格は110万円前後、OLED G1シリーズの65型モデルは48万円前後などとなっている(いずれも税込み)。

 同社の調査によると、テレビの購入理由は、映画鑑賞や動画定額配信が70%、YouTubeなどの動画サイトが60%、ゲームが32%となっており、テレビ放送視聴以外の利用が広がっている。

 「在宅時間の増加に伴って、エンターテインメントの入り口としてテレビが重宝されるようになっている。テレビは、地上波放送を見るだけではなく、インターネットを通じて、世界中のエンターテインメントとつながることができるデバイスとして、進化を遂げている。最新ゲーム機の本来のスペックを余すことなく発揮できる機能も搭載している」とする。

 そこにも「新時代のテレビ」の意味がある。 (ジャーナリスト)


 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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