【家電の世界】給気も排気もできる換気機能 ダイキンのエアコン「うるさらXRシリーズ」

秋口にも快適な除湿を可能にするという「うるさらX」(提供写真)

おうち時間増による除湿の需要に対応

 おうち時間が増加したことで湿度が高まる傾向があるという。家庭内での料理が増加したり、部屋干しの増加、さらには窓開け換気の増加などが影響。ダイキン工業の調べによると、エアコンの運転開始時に湿度が60%以上になっていた割合が、コロナ前には65%だったものが、コロナ禍では83%にまで高まっている。

 同社が、10月28日から発売するルームエアコン「うるさらX Rシリーズ」は、新搭載の排気換気機能によって、快適な空間づくりを妨げる熱気や湿気を屋外に排出するほか、快適な除湿を可能にする業界初の除湿制御を採用することで、春先や秋口の肌寒い時期でも快適な除湿を可能にするのが特徴だ。市場想定価格は、14畳タイプが32万円前後(税込み)。

 うるさらXは、従来モデルから、給気に加えて排気もできる換気機能を搭載している点が他社との差別化になっている。冬場は冷たく乾いた外気を加湿、暖房し、夏場は暑く湿った外気を除湿、冷房しながら室内に取り込み、新鮮な空気が部屋全体にムラなく行き渡らせる。

 新製品では、室外機に新たに採用したダンパー構造と、高静圧ターボファンによって、給気と排気の換気方式を切り替えることが可能になり、室内を換気しながら不快な熱や湿気を屋外に排出することができる。

 AI快適自動運転では換気自動モードを搭載。冷房開始時に部屋の温度が屋外より高い場合には、冷房と排気換気を同時に行い、室内にこもった熱を屋外に排出する。室温が外気よりも低くなると、給気換気に切り替えて、屋外の新鮮な空気を冷やして室内に届ける。帰宅時のリビングや就寝前の寝室などにこもった熱気を排出し、冷房の立ち上げをアシストするという。

 新たに搭載した除湿制御では、従来モデルの約1・5倍となる最大1500cc/時の除湿量を実現し、湿度による不快感を大幅に抑制。夏場の窓開け換気による急激な温湿度の上昇や、肌寒い日の部屋干しや料理による湿度の上昇など、季節や暮らしのシーンに応じて、除湿量を柔軟かつ効率的にコントロールすることができる。

 「うるさらシリーズは1999年の発売以降、除湿にこだわってきたが、コロナ禍によって増加した窓開けにより湿度が一気に高まる場合などには、従来の除湿機能では対応できないという課題が生まれていた。新開発の多段階電子膨張弁を用いた除湿制御により、気温と湿度に応じて、快適で高効率な除湿を可能にする」と同社。

 抗ウイルス作用を持つ静電フィルター「抗ウイルスフィルター」を室内機に搭載。独自のストリーマ空気清浄運転との組み合わせで室内の浮遊ウイルスを抑制することができるという。

 近年の猛暑対策の機能として、室内が高温になると自動で冷房運転を開始する「高温防止」機能を搭載。室外機には外気温が50度の環境でも冷房運転が可能な仕様としている。

 換気、除湿、清潔という3つのポイントから強化を図った「うるさらX Rシリーズ」は、コロナ禍で生まれた部屋の中の空気の課題を解決するエアコンといえる。(ジャーナリスト)


 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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