【家電の世界】世界中のネットワーク駆使、なくした物を発見! アップル「AirTag」

iPhoneと連動して使う「エアタグ」

家の中でも離れた場所でも探索

 物を無くしたり、落としたりということが日常茶飯事という人も少なくないのでないだろうか。

 そうした人にお勧めしたいのが、アップルのAirTag(エアタグ)である。価格は1個3800円。4個セットが1万2800円。いずれも税込み。iPhone(アイフォーン)と組み合わせて利用することができる。

 たとえば、部屋の鍵を無くすことが多い人の場合、500円玉に近い大きさのエアタグをセットしたキーホルダーを鍵につけておけば、部屋の中で、鍵がどこかにいってしまったとしても、iPhoneの「持ち物を探す」タブを使ったり、音声アシスタント機能で「Hey Siri(ヘイシリ)、鍵を探して」と声をかけると、内蔵スピーカーから音を鳴らし、鍵を見つけることができる。

 超広帯域テクノロジーを使用するアップル独自設計のU1チップが搭載されており、iPhone11と12のユーザーであれば、「正確な場所を見つける」機能を使うことで、加速度センサーやジャイロスコープからの情報を組み合わせて、エアタグまでの距離と進む方向を画面に表示。ソファの下やキッチンに置き忘れた鍵もすぐに見つけることができる。

 オフィスやカフェ、ジムなどの離れた場所にものを置き忘れてしまった場合にも探すことが可能だ。

 エアタグを財布の中に入れておいたり、ラゲッジタグを使ってバックに取り付けたりしておけば、「紛失モード」によって、世界中にある数億台のiPhoneやiPad、Macデバイスの「探す」ネットワークを活用して、持ち物の現在位置を通知してくれる。

 紛失モードとなったエアタグは、近くにある他人のiPhoneなどを通じて検知され、ブルートゥース信号を送信。その信号を受け取ったデバイスは、エアタグの位置情報をiCloud(アイクラウド)に送信し、エアタグ所有者のマップ上に場所を表示する。このプロセスは完全に匿名で行われ、位置情報は暗号化されるため、他人のiPhoneに検知されても、利用者のプライバシーは守られたままとなる。

 また、バッテリー残量やデータ使用量を心配することなく、利用できるサービスとなっている。

 ユーザーが複数のエアタグを利用する際には、それぞれに「鍵」や「ジャケット」といったように名前をつけて管理できる。忘れ物が多岐に渡る人にも適している。

 本体は、精密にエッチングされて磨き上げられたステンレススチールを採用。IP67等級の耐水性能と防塵(ぼうじん)性能を備えており、スピーカーも内蔵。簡単にバッテリー交換も可能だ。

 アップルでは、「エコシステムのパワーを活用した広大な『探す』ネットワークを活用して、生活のなかの大切な物を追跡し、見つけだす手伝いができる」とする。忘れ物や落とし物が多い人をサポートしてくれる便利なツールだ。 (ジャーナリスト)


 ■大河原克行(おおかわら・かつゆき) 30年以上に渡って、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。

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