携帯プランは結局どこがお得? 大手各社の大幅値下げで競争激化…

ドコモは解約違約金を廃止

 約1年の菅義偉政権が残した成果の一つが携帯電話料金の引き下げだ。大手各社が大幅に値下げした料金プランを発表後も、「2年縛り」の違約金廃止や、割安プランの「基本料金0円」など、競争は激化している。ユーザーにとってお得な料金プランの見極めが大事になる。

 NTTドコモは2年契約を途中解約する際に発生する違約金を10月から廃止する。2年契約の新規受け付けも9月末で終了、既存の契約も含めて違約金を全廃するのは大手3社で初めてとなる。

 2年縛りを条件とした月額料金の割引はなくなるが、同社が発行する「dカード」で料金を支払うことで同程度の割引を受けることができる。

 ITジャーナリストの高橋暁子氏は「2年縛りは顧客を確保したいというキャリア側の都合だったが、結局は乗り換える人がそれほど多くなかった。品質やサービスに対して自信があるという現れではないか」とみる。

 ドコモでは、データ容量20ギガバイト(GB)で2970円(税込み、以下同)のプラン「ahamo(アハモ)」の契約数が8月時点で180万件を超えるなど好調だが、ライバルはさらなる価格競争に踏み出している。

au 、ソフトバンクはさらなる価格競争へ

 KDDI(au)は9月下旬から月額基本料0円の新プラン「povo(ポヴォ)2・0」を提供する。データ通信は3GBで30日間990円、20GBで30日間2700円などからユーザーが選ぶことができる。

 毎月20GBも使わないという人のニーズに応え、1GBまで無料の楽天モバイルに対抗した。

 ソフトバンクは「LINEMO(ラインモ)」ブランドで3GB月額990円のミニプランを発表しており、シンプルさを前面に押し出す。

プランの見極めが大切に

 前出の高橋氏は「KDDIのプランは自分の利用状況をしっかり把握しているユーザーにおススメで、複雑さを避けたい人はソフトバンクがおススメといえる。ドコモが大手2社に追随する可能性は十分考えられるため、プラン変更を急ぎ過ぎることもないだろう。ただ、いずれもオンラインでの申し込みとなるため、不安な人は店舗のあるサブブランドを利用するという手段もある」と説明した。

 また、通話料金が別というプランも多いので、通話時間が長い人は注意が必要だ。

 携帯料金の引き下げで平均世帯家計負担が月に約5000円抑制されるとの試算もあるだけに、賢くキャリア・プランを選択したいところだ。

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