【チューヤンの民は食をもって天となすび】僕はチャーハンでチューヤン

(*1)

香港で暮らしているチューヤンが毎回、さまざまなエピソードを交えながら、ときに真面目に、時に茶目っ気たっぷりに、心を込めてレポートしていきます!今回はチューヤンとチャーハンと香港のチャーハンについてのお話です。

10代の頃のチューヤン

 〜「僕の名前”チューヤン”は、日本語では何か意味がありますか?」〜

 アフリカからヨーロッパへ向かうヒッチハイク旅の道中、伊藤君と同行ディレクターの2人に、ふと質問したことがあった。突然の質問に、2人はびっくりした顔をしてから、ちょっと笑いながら、教えてくれた。

 「うーん…。”チュー”は『キス』の“ちゅー”と音が同じだね。”ヤン”は『イヤん(嫌)』という言葉と同じだから、『嫌い』という意味になるかな。つまり、“チューヤン”に日本語訳をつけるとすると、『キスが嫌い』という意味になるね!」・・・

 なんじゃそりゃー!無理やりすぎるでしょー!なにその意味!それからしばらくの間、自分の名前がコンプレックスになりましたよ。( ¯•ω•¯ )

日本に来たばかりの頃のチューヤン

 初めて日本に来た時の僕は、日本語を書くことは一切できなくて、唯一、漢字が読めるだけでした。平仮名は、なんとなく漢字と似ているから見て推測できたけど、カタカナは自分の名前しか読めなかった。

 日本語に慣れ親しんでいる皆さんからすると、もしかしたら理解し難いかもしれないけど、当時は、「チ」から始まる言葉や名詞のすべてが、僕のことを言っているような気がしてしまって、その度に心が落ち着かなくてちょっと苦労した。

 そのなかでも、『チャーハン』という言葉は特にヤバかった!見た目(カタカナ)も似ているし、音もよく似ている。友達や仕事の人たちとご飯を食べに行くお店の壁に、『チャーハン』と書いた紙が貼ってあるのを見る度に、「なんで僕の名前がお店の壁に貼ってあるの・・」とか「ここのお店にも貼ってあるやん・・」って、毎回本当に不思議で恐怖すら感じていた(笑)。

 日常生活やテレビ番組の撮影中にもその話をしていたもんだから、みんなが僕を『チャーハン』と呼ぶ事が結構沢山あった。でもね、沢山呼ばれているうちに、段々と、『チャーハン』って言葉が好きになってきて、「あぁ…僕はチャーハンだ…!チャーハンは…僕だ!」って思うようになっちゃった。( ´▽`)*

 僕は日本のチャーハンも沢山食べたことがありますけど、日本のチャーハンは香港のチャーハンと全く違います。これはお米と炒め方の違いや、水分調整などの調理方法が全く違うからだと思う。

 美味しいチャーハンの一番大事なことは、お米がパラパラしていることだよね。あと、チャーハンの話におまけで言うと、『天津飯』というものは、香港にはありません。『天津飯』は日本で作られた料理です。(*2)

 香港には、『揚州チャーハン』というとても有名なチャーハンがあります。日本でいう「五目チャーハン」と似ているものです。香港の中華料理屋さんで普通に食べられるけど、美味しいかどうかは、本当にお店による。

 ハズレなお店もあるから、どこの中華料理屋さんでも『揚州炒飯』を頼んでおけば安心!とは言えない。でもね、もう一つ香港で食べられる、中国の場所の名前を使ったチャーハン『福建チャーハン』は安心して頼んでも大丈夫です!(。•̀ᴗ-)✧  

 香港発祥の『福建炒飯』はあんかけチャーハンとちょっと似ています。中華料理レストランや茶餐廳(*3)でも食べられます。チャーハンの上に鶏肉、キノコ、野菜と干し貝がモリモリ入っています。この盛り沢山の材料たちを聞くだけでも腹減っちゃうよ!

福建チャーハン

 不思議なのは、『福建チャーハン』はどんなお店で食べてもハズレは、ほぼ無い。どこで食べても美味しい料理ですよ。茶餐廳やレストランで注文する場合、量が多いから一人だとちょっと食べきれないかも。

 もし二人で香港に旅に来てくれたら、これを食べると最適だよ。他のチャーハンよりちょっと高いけど…。香港に旅行に来て、何を食べようかと迷った時は、『福建チャーハン』を秘密兵器としてメモしておいてくださいね!僕は日常生活でこの秘密兵器を使っています(笑)

 以上、

 香港から、チャーハン( ꈍᴗꈍ)でした。

つつく(*4)

呼び方は「チャーハン」でも「チューヤン」でも僕は僕なのだから問題ないのだ!(でも僕の名前はチューヤンですからね)

【用語説明】

*1:タイトルの説明:民以食為先“民は食をもって天となす(意:「民にとって大事なのは食べること」)”という孟子の言葉と、かつて同じ番組で共演しており、現在でもチューヤンが愛してやまないタレントのなすびさん(インスタグラム:https://www.instagram.com/nasubi8848/)の名前を合体させた、チューヤンのオリジナル言語。

*2:天津飯(てんしんはん)は、日本独特の中華風料理である。かに玉(芙蓉蛋)を米飯に載せ、とろみのあるタレ(餡)をかけたもの。単品料理、または定食の主菜として出されることが多い。

*3:茶餐廳(ちゃさんちょう)(広東語:チャーチャーンテーン)は、香港、マカオ、広東省の都市で一般的な、喫茶、軽食を兼ねた飲食店のこと。

*4:「つつく」の説明:日本語の「続く」をもじって作ったチューヤンのオリジナル言語。締めの際に使われる。チューヤンのTwitterでほぼ毎日使われている。ちなみにチューヤンのTwitterでは、フォロワーは「朋友」、フォロワー同士のやりとりや相互フォローは「パンヤオの輪」と呼ばれている。

■チューヤン(朋友) 1972年8月4日、香港生まれ。本名:謝昭仁(チェ・チューヤン)。デザイン専門学校を卒業後、香港でグラフィックデザイナーをやりながら多数のラジオ番組で人気DJに。98年、人気バラエティ番組「進ぬ!電波少年」(日本テレビ系)の香港オーディションを受け合格。俳優の伊藤高史と「朋友(パンヤオ)」を結成し、アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイクの旅を成功させた後、「進ぬ!電波少年」「雷波少年」(日本テレビ系)の司会やドラマ、バラエティー番組、舞台等で活躍。05年、引退し帰国。現在、制作プロダクション「KCM PRODUCTIONS」で顧問を務める。

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