【さかもと未明画伯のアート超入門!】誰でも描いて歌っていいんです。さあ始めよう!

 漫画家にして作家。時には世間を騒がす話題も振りまきつつ、アスペルガー症候群、膠原病など度重なる病を乗り越え、歌手に画家などアーティストとして進化し続ける筆者が「芸術のお手ほどき」という新境地に挑戦します。

ピアノ、バレエに憧れた幼少期

 私は暗い子供でした。親にはいつも「友達と仲良く遊びなさい」と言われていましたが、かけっこは遅いし、縄跳びは入れない、鉄棒やジャングルジムなぞ、怖ろしくて上ることもできませんでした。要するに「味噌っかす」。いつも一人でお絵かきばかりしていました。

 でも、体を動かすことにも興味はあったんですよ、鉄棒やジャングルジムなんていう野蛮な遊びでなく、もっとエレガントな、、、そう、「バレリーナなら、なりたい!」と思っていました。スカートの真ん中辺をパンツにたくし込み、短くして、チュチュみたいなフレアを作っては、妹とバレエのポーズをまねして遊んだりしたものです。でも母は言いました。「バレエだけはだめ! お大尽の家の子じゃないんだから。お金のかからない珠算やお習字になさい」。


薦められたのは「珠算」

 ノーン!! 私は優雅な「アート」がしたかった。今なら書道もアートと理解できますが。。子供の目にはお教室がどうにも地味。それよりも私は、バーレッスンしたり、レースの飾りの乗ったピアノなんかを習ってみたかった。母ははしぶしぶピアノ教室には連れて行ってくれました。しかも「ピアノが届くから」」と言われて!

 私は本当に楽しみにしていたんです。でも、、、「ノーン!  お母さん、これピアノと違う!」

 家に届いたのは二段式のエレクトーン。「だって本物のピアノは高いのよ」と言われましたが、それでビアノ教室に連れていかれても。。  

 キーの重さもタッチも違うし、連れていかれた憧れのピアノの先生の前で、私は固まったまま、うつむいていることしか出来ませんでした。先生は言いました。「この子はムリですね、やる気がないので、教えられません」 

 『――オーマイガーッ! 違うんです。わたしはすごくピアノに憧れているんです。でもうちにはエレクトーンしかないから、練習できないから悩んでしまったんです!!!』

念願のエレクトーン教室も半年で強制終了

 子どもだからそんなことも言えず、結局私は母が見つけたエレクトーン教室に通わせてもらいました。そして始めての発表会まで経験。「これなら頑張れる」と思った矢先に今度は家の引っ越し。母は言いました。「もう基本はわかったからいいでしょ? 弟も生まれたし、お母さん、遠くの町の教室まで連れて行けないわ」

        ひとり遊びが好きでした

 かくして、たった半年のレッスンで楽譜を読むことを覚える前に、私の音楽教育は強制終了となりました。

 あれですよね、子供の習い事や学力って、多分に親の素養や熱心さで全然変わりますよね。一般に「眼は一代。耳は二代.味は三代」と言います。芸事をするにあたり、画家だけは一代で才能だけで出てこれる。でも音楽の道を行くには、まず親が音楽に親しむ環境で無いとプロにはなれない。料理人は、親がちゃんとした料理を作れないとそもそも味がわからないから、おばあさんの代から家系的に料理がうまくないとプロの料理人は育たない」という意味です。実際に殊に音楽は、親が熱心かどうかで子供の力はだいぶ変わります。楽典も教えられるし、何よりよい先生探しやコンクール出場の道筋もみんな分かっているから、子供はついていけばある程度までは伸びます。でも、親の素養がないと、子供のアート力は育ちようがないですね(涙)。

 私は幼心に、自分は周回遅れどころか、同じトラックでさえ練習できないのだと悟りました。そして、横目で習い事をしている友達を「いいなー」、と眺める、ちょっといじけた子供になりました。ただ、お絵かきやその後プロになった漫画の練習だけは、鉛筆とノートがあったので続けられ、よく学校や県の賞などを頂いたりしておりました。

芸術の素養は親次第だけど、、

 でも、絵さえも高校の美術で一気に壁に当たります。漫画もプロになるためには鉛筆書きではだめで、インクや墨汁にGペンなどのつけペン、雲形などの特殊定規、修正用の白いインク。そして当時には大変高価だったスクリーン・トーンなどを買わなくてはなりません。また、絵も本格的に描くならば、木炭デッサンの紙、チョーク。カルトン、油絵の道具一式、キャンバス、、、と相当な金額を使って画材を先ず揃えなくてはなりません。でも母は言いました。「そんなお金ないわよ」。

 さんざんねだって一応油絵具を揃えてもらいましたが、一枚書き終わって追加の絵の具を買いたいといいますと、「やらなくていい」と言われました。『お芸術なんて一銭にもならないことより、稼げることを勉強しなさい、簿記とか、ワープロ検定とか(当時ね)』

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40歳過ぎてCDデビュー

 私の母は、どこまでも実務的な人でした。そしていつも言いました「夢はかなわないから夢なの。そろそろ現実と折り合いをつける大人になりなさい」。つまり、【お金のない家庭に生まれたら、芸術はそもそも始められない、夢は持つな】、とこういわれて育ったわけです。

 でも、今私は芸術家として生きています。25歳で漫画家デビューして20年漫画家で自活。本は何十冊も出版させていただきました。

 その後働きすぎで難病を発症、10年休みましたが、40過ぎて始めた歌で歌手デビュー!   CDも今までに5枚出して、再び絵が描けるようになってから油彩などの一枚絵を志し、銀座の老舗画廊でデビューさせていただきました! さらに海外とのつながりのある絵画展に出品させて頂いたりもしています。

 さかもと未明オフィシャル動画サイトはこちら ※ぜひチャンネル登録を!

 そんな私が言いたいことは、「アートは、誰でも楽しんでいいもの。挑戦していいもの」ということです。また、「人生の価値をお金でだけ測るのは間違い。心の豊かさはもっと大切」ということです!

日本・フランス現代美術世界展で入選し、欧州美術クラブが主催する第53回スペイン美術賞展に特別展示される「モンマルトル」

★スペイン美術賞展のリンクはこちら

誰が挑戦したっていいんです!

 学校の勉強だけできて官僚になって老後が安泰ならその人は幸せですか?    そんなことは絶対ないと思います。人間は「パンのみにて生きるものにあらず」、心が満たされないと幸福にはなれません、心を豊かにしてくれるアートは、水や食べ物、お金、それらと同じくらいか、もしかしたらそれ以上に必要なものだと思います、そして何より、【アートがお金持ちだけの道楽であってたまるか!】とわたくしは強く信念を持っております。また、自分が遅咲きなので「年齢も関係ない」と。

 もうすぐ56歳になりますが気持ちは新人。これから本気で世界を目指すつもりでおりますから、よろしくね!

 ちなみに、わたしは絵も音楽も一度も学校で習ったことはありません、全部独学です、でも、だからこそ、これから学校に行くわけではないけど人生を豊かにするための絵や音楽などのアートに触れたいと思っている皆さんのヒントになることが描けるかも、と自負しています。是非このページで共に絵と音楽をもっと楽しめるようになってくださいね。ということで、未明画伯の超!アート講座の始まり始まり!!

Moulin Rougeの幻想的な世界はこちら ※ぜひチャンネル登録を

■さかもと未明(さかもと・みめい) 漫画家、作家。1965年横浜生まれ。神奈川県立厚木高校卒。玉川大学英文科卒業後、商社勤務を経て漫画家に。その後、評論活動やテレビ出演も多くコメンテーターとしても活躍、歌手デビューも果たす。2007年に膠原病と診断され、発達障害だったことも明らかに。画家としても本格的な活動を開始した。

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