これだけある!エンゼルス・大谷翔平が達成しそうな「レア記録」

メジャーでの日本人シーズン最多本塁打記録を更新した大谷翔平。どこまで記録を伸ばすのか

 大リーグのオールスター戦初出場が決まったエンゼルス・大谷翔平。7日(日本時間8日)のレッドソックス戦では32号ソロを放ち、メジャーでの日本人シーズン最多本塁打記録を更新した。2004年に松井秀喜(ヤンキース)が記録した31本を更新した。

 今季は投打の二刀流としてエース級の働き。なおかつ毎試合のように2番、ときには1番打者として出場し、年間60本ペースという驚異的なペースで本塁打を量産している。

近年は本塁打60本は皆無

 過去の歴史で年間50本以上を打った、いわば「50本塁打クラブ」は30人で延べ46回だけ。1920年ベーブ・ルースが54本を記録して以来、最初の58年間では10人、延べ17回しかない。まさにホームランバッターの勲章である。

 やがて、90年代以降になると筋肉増強剤により50本以上の打者は増加。98年にマーク・マグワイア(カージナルス)が前人未到の70本。2001年にはバリー・ボンズ(ジャイアンツ)が史上最多の73本を記録。ホームラン時代の再来だ。

 それでも、05年以降ステロイド時代の終わりとともに個人の本塁打数は減少。最近では17年ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の59本、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の52本、19年ピート・アロンソ(メッツ)の53本しかない。

過去12人のみの100長打も?

 さらに、大谷の特筆すべきは、これまた両リーグ最多の54長打。過去に12人、延べ15回だけという100長打にも到達しそうな勢い。シングルヒットを二塁打にするスピードも遺憾なく発揮し、ある意味50本塁打以上に価値ある記録といえよう。

 また、ホームランが単打(27本)を上回る数字にも注目したい。過去にマグワイアやボンズら希代のスラッガーしか残していない珍しい記録。日本人打者といえば、あの天才打者イチローに象徴されるシングルヒッターの常識を覆す偉業だ。

 このまま後半戦も打ち続けたら、まさに歴史的なシーズンになること間違いなし。20世紀最大のヒーローであり、元祖二刀流ルースの再来として、21世紀最高のスーパースターが誕生しようとしている。 (大リーグ評論家・福島良一)

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