大谷打撃好調の秘密は「2番」 球界最高バッターの前を打つ意味

 日米通算100号本塁打を達成したエンゼルス大谷翔平投手。今シーズン打撃好調の秘訣は下半身の強化にあるとされるが、もう一つ注目したい点がある。開幕から不動の2番打者として起用されていることだ。

 元来、大リーグで最強打者は3番だが、最近は2番最強説が唱えられている。ア・リーグMVP3度のマイク・トラウト(エ軍)しかり、元本塁打王のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)しかり…。だが、それは今に始まったことではない。

 古くは1934、35年タイガース全盛期にミッキー・カクレン監督兼捕手が自ら2番打者として出場。50年代前半レッドソックスのルー・ブードロー監督は3番テッド・ウイリアムズをあるとき2番に起用。2番最強時代の到来だ。

 57、58年ブレーブスはエディ・マシューズ、ハンク・アーロンと続くクリーンアップトリオを2-4番に繰り上げ。60年代ジャイアンツは一時期ウイリー・メイズ、ウイリー・マッコビーを2、3番に起用。どれも殿堂入りスラッガーばかりだ。

若い頃のA・ロッドを彷彿

 その後、70-80年代はスピード野球全盛期で途絶えるも、96年マリナーズが当時20歳のアレックス・ロドリゲスを2番に抜擢。すると、ア・リーグ最高打率・358を残し、36本塁打、123打点。MVP投票で2位に入る活躍を見せた。

 それは球界ナンバーワンスター、ケン・グリフィー・ジュニアの存在も大きかった。彼が3番にいてくれたおかげで、相手投手は必然的にA・ロッドと勝負。ストライクゾーンの甘い球を逃さず打つことでスランプから脱出し、打棒爆発の足掛かりとなった。

 それと同じく、エ軍ジョー・マドン監督も現役最高の打者トラウトを3番に下げ、2番に大谷を抜擢。その結果、相手投手が大谷と勝負せざるを得なくなった。実際、今季大谷は16試合(4月22日現在)でまだ2四球しか選んでいない。

 従って、大谷が打撃好調の秘訣は2番という打順にもあると言える。それぞれの時代において球界最高バッターの前を打つ意味では、歴代4位の通算696本塁打を誇る、あの若い頃のA・ロッドも彷彿させる。            (大リーグ評論家・福島良一)

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